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にぎわいを絶やさない想い
市民の皆様もお気づきのことと思いますが、今年も道道38号夕張岩見沢線、若菜地区の街路樹に黄色いハンカチが飾られています。
この飾りつけは若菜商工業会さん(会長:小菅 覚さん)によって毎年行われており、映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地を象徴する取組みとして、平成6年から続けてくださっているものです。
市民の皆様はもとより、観光などで通行されるお客様にとっても、風になびく黄色いハンカチが連なる道は、心温まる光景に映るでしょう。若菜商工業会さんのまちのにぎわいづくりの取組みに、深く敬意を表し、感謝申し上げたいと思います。
本年で32年目となるこの活動ですが、毎年、山田洋二監督、倍賞千恵子さんにご報告をされているそうで、お二人からは今なお「夕張への想い」が綴られた返信があるのだそうです。
絆を紡ぐ活動
こうしてロケ地と監督・演者の皆様との絆を紡いでくださっている活動について、若菜商工業会さんからぜひ多くの市民の皆さんに知っておいていただきたいとのお話を伺っておりましたので、今回のコラムでご紹介させていただきました。
また、街路樹装飾が始まる2年前からは、『サイン入りハンカチ』の販売も行われています。さらに今年からは、その一部の袋詰めに夕張高等養護学校の生徒さんがご協力くださっているそうです。生徒の皆さんにも、この地域に根差した活動へご協力いただいており、感謝申し上げます。
名作のロケ地がいつまでも「幸福への出発(たびだち)」の地であり続けられますように、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
絆を紡ぐことを、私も大切にしてまいります。こうした取組みは、これからも機会あるごとにご紹介してまいりたいと思います。
(令和8年9月)
本年も道内外問わず、ほぼ毎日のようにクマ出没に関するニュースが報じられています。中には人身被害や住居への侵入を繰り返す事例なども報じられており、年々深刻化していることを感じます。
市内での本年6月末までの出没(目撃)件数は8件で、昨年より5件少なくなっています。市民の皆様にはこれまでもクマを引き寄せないために、◎ゴミ袋の密閉 ◎夜間のゴミ出しを避ける ◎食品残渣の適切な処理をお願いしてまいりましたが、引き続きのご協力をお願いいたします。
私も本年7月、北海道内市町村長の勉強会で、クマ問題について学ぶ機会がありましたので、今回のコラムは、その際講師の先生からお伺いした内容のほんの一部ではありますが、市民の皆様と共有させていただきます。
まず、人里に出没するクマ側の理由として、次のようなお話がありました。
(1)出生地から若いオスが分散(独り立ち)するため
(2)子連れのメスがオスを避けるため
(3)端境期(8~9月)の餌不足
(4)ドングリなど堅果類凶作年の大量出没
(5)ゴミへの執着
また、クマの生息数は増加し、分布も拡大傾向にある一方で、人口減少に伴い、人の気配や道を行き交う車が減り、街が静かになり緑地が増えていることも、人里に出没する要因の一つとのことでした。
その上で、これからのクマ対策は地域防災の考え方と同様に▼予兆把握 ▼侵入防止 ▼接触回避といった《起きる前の未然防止》が重要とのことでした。
先に記したとおり8~9月はクマにとって一番餌が不足する時期になります。夕張市は市の面積の約9割が林野です。クマ対策を地域防災に置き換え、自助・共助の意識を持っていただき、ゴミの出し方へのご協力、また農地などでは電気柵の設置や維持管理を行っていただくことで、ご自宅・地域にクマを寄せ付けない環境づくりに取り組んでいきましょう。
(令和8年8月)
過日4月28日・29日の両日、夕張シューパロダムでは運用開始後初となるライトアップイベントが行われ、市民の皆様はもとより、市外からも多くのダムファンの皆様が見学に訪れました。
イベントを企画してくださいました北海道開発局札幌開発建設部、夕張川ダム総合管理事務所、またイベントに際しご協力をいただきました市内事業者様には、改めて感謝申し上げます。
この夕張シューパロダムは、国内のダムにおいて湛水面積第2位、総貯水容量第4位を誇る日本屈指のダムです。運用開始から16年を経過し、ダム湖でもあるシューパロ湖や夕張岳の景観を見学されるお客様も増加しているようです。
市は湖面利用の際の申請窓口になっていますが、令和7年度も年間延べ300名ほどの利用申請がありました。今や観光資源の一つとなった夕張シューパロダム、より多くの方々にこの雄大な風景をご覧いただけるよう、市も夕張川ダム総合管理事務所と一緒に魅力を発信してまいります。
さて、ここで話題を本来のダムの役割に移したいと思います。夕張シューパロダムは、洪水調整・流水の正常な機能の維持・かんがい用水・水道用水・発電と5つの役割をもつ多目的ダムです。この役割をご覧いただくとお気づきになると思いますが、まさに「地域の安全と産業を支えるダム」と言えます。
昭和56年(1981年)に発生した「56(ごーろく)災害」は石狩川や夕張川の流域を中心に観測史上最大規模の大水害で、各地に甚大な被害をもたらしました。夕張市内でも前線と2つの台風により494戸の家屋被害や公共土木施設が被害に見舞われました。
実はこの災害が夕張シューパロダムの建設に繋がったのです。
このような経緯もあり、私たちのまちは日本屈指の規模を誇るダムの恩恵を受けています。所在市として夕張シューパロダムに改めて感謝するとともに、今後も多くの方にその価値や役割を伝えてまいりたいと思います。
なおダム事務所では出前講座・見学会の実施・ダムサポーターの募集などを行っております。詳細は夕張川ダム総合管理事務所までお問い合わせください。
電話番号 0123‐55‐5151
(令和8年7月)
本稿は4月に書いており、当時印象に残った地震について触れたいと思います。
大きな地震が複数回発生
新年度がスタートした4月ですが、日本国内では震度5以上の地震が5回も発生しました。4月20日には、三陸沖を震源とする地震により、北海道太平洋側沿岸中部に津波警報が発令されました。
なおこの時、夕張市の震度は2でしたが、私は出張先の恵庭市で揺れを体感し、震度は3でしたが、揺れが長く続いたことが印象に残っています。
これからは行楽に適した季節を迎え、海沿いのまちへお出かけになる機会も増えることと思います。
そこで今回は、改めて市民のみなさんとともに、お出かけの際の災害に備える心構えと行動を確認したいと思います。
私たちが日頃生活している夕張市は、平均標高230メートルと高く、海もないため、日常生活の中で津波を意識する場面はほとんどありません。
しかし、ひとたび海沿いの地域を訪れれば、状況は大きく異なります。私自身、釧路市へ出張した際に「海抜」や「津波緊急避難施設」といった表示を目にし、普段との違いを強く意識した経験があります。
こうした経験を踏まえ、海沿いのまちへお出かけする際には、災害への備えをあらかじめ意識しておくことが大切です。この機会に、基本的な心構えを改めて確認してみましょう。
● 大きな揺れ、津波警報などですぐ避難!
● 海から離れる! ただちに高い場所へ! 原則、徒歩避難!
● 事前に訪問先(市町村)のハザードマップ確認
● 津波緊急避難施設の位置・避難経路の確認
● ラジオや防災アプリなど複数の手段で緊急情報を受け取れる備え
(令和8年6月)
市では夕張市健康増進計画『健康ゆうばり21』などの各種計画に基づき、市民の皆様の健康増進に向けた取組みを進めています。
これは何よりも市民の皆様に生涯を通じて健やかで心豊かに、夕張に住み続けていただきたいとの思いから推進しているものです。
その取組みの一つである健康診断ですが、市民の皆様は毎年受診されていますか?
■若年者健診スタート■
市の国民健康保険加入者の医療状況を見ますと、特定健診の対象となる40歳より前から、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病で治療を受けている方がいらっしゃる実態があります。このことから市では令和7年度より、20歳から39歳までの市民のうち、職場などで健診を受ける機会がない方を対象に、『若年者健診』を始めました。
■より受診しやすく■
令和8年度は、若年者の皆様がより健診を受けやすくなるような体制づくりを行います。
具体的には、本年6月から市立診療所で個別健診を始め、ご都合に合わせて予約のうえ受診できる体制を整えてまいります(健診内容は下部に記載しています)。詳細は決まり次第、広報などでお知らせいたします。なお、令和7年度からは、腎臓の機能低下や血管の傷み具合を推測する尿中アルブミン検査も追加しています。
今後も、ご自身の体の変化に気づき、健康づくりに役立てていただけるよう、健診内容の充実に取り組んでまいります。
併せて、健診結果に基づき、市の保健師や管理栄養士が保健指導を行い、市民の皆様の健康づくりにしっかり伴走します!
かくいう私も、健診では年齢を重ねたこと、日頃の運動不足などから気をつけなければならない点も出てくるようになりました。加えて年初は会食の機会も多く体重が…(汗)。
日々の生活習慣を選んでいるのは自分自身です。ぜひ健診を活用し、ご自身の健康管理に役立てていきましょう!
血液検査・血圧測定・尿検査・身体計測・心電図・診察・問診等を実施し糖尿病・高血圧・脂質異常症はもちろん、動脈硬化、慢性腎臓病など20以上の病気がわかる検査(6,500円~10,000円相当)を自己負担1,000円(生活保護の方は無料)で受けることができます。
(令和8年5月)
令和8年もあっという間に4月を迎え「一月往ぬる(行く)、二月逃げる、三月去る」の言葉を本当に実感しています。
そのような3か月を経て、令和8年度の市の予算がまとまりました。
財政再生変更計画について総務大臣にご同意をいただき、第1回定例市議会で予算案についての議決をいただいたところです。
令和9年3月末にはいわゆる実質的な財政再建の完了を迎える、つまり、ゴールが見えてきている一方で、今まだ財政再生団体であることに変わりはありません。
令和8年度予算も、経費全般の適正化を図りつつ、近年の物価高騰などの課題も踏まえ、市民生活の安全安心と将来に向けたまちづくりを進められるよう編成をいたしました。詳しくは広報ゆうばりの紙面(2026年4月号 12ページから15ページ)でご確認ください。
さて、1月に遡りますが、6年振りに夕張商工会議所主催の新年交礼会が開催されました。
私が市長就任1年目であった6年前の開催以降、新年交礼会は新型コロナウイルスの感染拡大、市内ホテルの休業などにより行われておりませんでした。
今年から来春にかけては、夕張市が実質再建を終えた後のまちづくりに向けた準備を進めていかなければならない重要な時期となります。
多様な集まりの中、さまざまな意見交換や情報共有が必要であると考え、私から商工会議所へ開催の検討を要望し、このたびの開催実現につなげていただきました。
当日は、テーブルでの懇談、夕張商工会議所 中島功治会頭からのご挨拶、夕張市農業協働組合 豊田英幸代表理事組合長からのご挨拶を通じて夕張への想いをお聞きいただく機会にもなりました。
限られた時間ではありましたが、新年交礼会の再開は貴重な意見交換の場であったと思っています。
私も再建完了後のまちづくりに向け、課題を克服しながら前に進む決意を述べさせていただきました。
あらためて開催のご決断をいただいた夕張商工会議所会頭はじめ役職員の皆様に感謝申し上げます。
市内では交通、開催場所、担い手などの課題から様々な集まりが減少しつつあります。しかし、集まること、そして多様な意見交換をする場があることは大切なことです。何度も困難を乗り越えてきた夕張の人々の絆は大きな強みです。
集まることでつながる絆、話すことで強くなる絆、できる範囲で、既定にとらわれず、絆がつながる一年にしていきましょう。
(令和8年4月)